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発売日 | 2009年7月3日 |
販売価格 | 94,300円 | |
レンズタイプ | 広角ズーム(DX) | |
最大径×長さ(重量) | 87.3x88.2mm(520g) | |
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ズーム全域で開放値F3.5の明るさを実現した、超広角ズームレンズ。室内の撮影や広角でも背景をぼかして主題を強調したいシーンにも威力を発揮。102.4°*の広い画角と強烈なパースペクティブを活かして独特な描写が楽しめます。ELD (Extraordinary Low Dispersion:特殊低分散)ガラス、SLD(Special Low Dispersion:特殊低分散)ガラスと非球面レンズを採用し、諸収差を良好に補正。スーパーマルチレイヤーコートの採用により、フレア・ゴーストの発生を軽減、ズーム全域で高画質を実現しています。HSM搭載により、AFスピードの高速化と静粛性を実現。フルタイムマニュアルも可能です。
描写や性能の個人的メモ
- 新品で6万円・中古で4万5千円と言った感じの普通の価格帯の広角ズーム。最安は上の画像リンクの「富士カメラ」あたりで、中古市場は少々狭いため探しづらい。シグマ製の10mm以下の広角ズームとしては他に8mmスタートの「8-16mm F4.5-5.6 DC HSM」や、中古が安い旧型の「10-20mm F4-5.6 EX DC HSM」が挙げられる。このレンズの魅力としてはF3.5通しである事だろうか。明るい反面フィルター径が82mmとかなり大きいし、光学的な無茶さが有るのではないかと個人的に思います。旧型の方はフィルター径が77mmなので、CPLフィルター等も安く買えるでしょう。
- ネットで色々な作例を見ましたが、四隅がかなり流れるようです。中心部は当たり前にシャープで、周辺部も同様に中々の写りで、ぼけ味も普通という印象。
- 以下はD200でのテスト(Sigma AF 10-20mm f/3.5 EX DC HSM - Review / Test Report)
- 歪曲収差は10mmで2.75%の樽型歪曲とかなり大きめの値だが、超広角の特性でもあるので多めに見たい。15mmと20mmに至っては極僅かな樽型歪曲と糸巻き型歪曲となった。これらは実撮影でなんら影響がない。
- 周辺減光は開放がF3.5と明るいこともあってか、10mm F3.5では1Evと多めの量になり、15mm/20mmでは0.75Ev程見られた。F5.6以降はズーム全域で0.5Ev程となりかなり制御されている。
- 解像度のテストでは「ある一部」を除いて、すべての焦点域の開放から優れた結果を出した。問題点は10mm F3.5の四隅の描写がpoor(最低評価)となり、F8程度に絞っても大きく改善されることはなかった。
- 中央部の解像度はズーム全域で開放からExcellent(最高評価)となり、周辺部も開放からVeryGood(上から2ランク目)となった。また周辺部の15mm/20mmでは1,2段絞ればExcellentとなり素晴らしいシャープさを見せた。
- 色収差は20mmを除いて全ての焦点域と絞り値で1ピクセル程度となった。酷くもないが良くもない結果となり、20mmでもF3.5では0.9ピクセルほどだが、絞れば半分ほどに改善される。
- 総評では「歪みや色収差・周辺減光は広角ズームらしい数値で標準的。解像度は十分ですが、10mmの四隅が非常に悪く、何ともいえない残念さを感じさせるレンズです。要約すると旧型である10-20mm F4-5.6 EX DC HSMを持ってる方にとっては、新たなフィルターを買い集める価値を見いだせず、新規に買う方でも旧型の安さを魅力に感じるでしょう。明るさを求めるなら「AT-X 116 PRO DX 11-16mm F2.8」も良いかもしれません。それでもこのレンズの弱点を知り、有効に使えるならば良いパフォーマンスを発揮するだろう」との事。
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