Nikon V1+FT1でのフルサイズ換算2.7倍の望遠効果

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センサーサイズによる望遠効果のお話。

CXフォーマットはFXフォーマットに比べて2.7倍の望遠効果があります。FXフォーマットで300/2.8を使うと35mm換算で300mmなのですが(当たり前)、CXフォーマットですと35mm換算810mmとなります。実際にその焦点距離になる訳ではないのですが、トリミングと同じ要領で画角が変わってきます。ここらのお話はカメラユーザーの中では定番すぎるので割愛します。詳しくは「センサーサイズ 画角」で検索すると分かりやすいかと。

ニコンではDXはFXに比べて1.5倍の画角になる。前述のようにCXではFXと比べると2.7倍になり、CXはDXと比べると1.8倍相当の画角です。

CXフォーマットではCXフォーマットのレンズしか装着できないのですが、FT1というアダプターを噛ますと、DX・FXのレンズが装着できます。これを利用するとかなりの望遠効果が得られるわけです。CXフォーマットでの新機体であるNikon V1は電子ファインダーも搭載しているので、軽い動体撮影ならばお手の物。ネットを見てみるといろんな所で作例がアップされていました。


マウントアダプター FT1 | ニコンイメージング
仕様はここで見れます。AF-Sレンズ以外は使いづらい。またシグマ・タムロン・トキナーのレンズでは相性問題もある。新しいレンズは大体いけるそうですが、少し古いレンズだと難しい。ネットで色々と調べた所、新しいタムロン製のレンズ(A005等)ならば正常動作したとの書き込みも見かけた。反対にシグマ製では150-500などの超望遠レンズはAFやAEに不具合があるとの事。レンズモーター搭載タイプでも動くレンズと動かないレンズがあるようです。

flickrで「V1 FT1」検索

写真投稿サイトで作例を探して見ました。
「actions」→「view all size」で元画像が見られます。

Nikon V1 + FT-1 + TC 2.0x + 400mm f/2.8
ANA B787(70-300VRでの撮影)
Nikon V1 + FT1 + TC-20E III + 70-200mm VR II
Nikon1 V1, FT1, Nikon 70-200mm VR2 and 1.4 TC
Nikon1 V1, FT1, Nikon 70-200mmF2.8 VR2 and 1.4 TC handheld
Nikon1 V1, FT1 and 300mm F2.8 at 8 metres

価格.comの口コミもついでに…
『500mmVR+TC-xxの野鳥撮影使用例』
『FT1での超望遠撮影』 

AFの速さについてはYouTubeで検索すると分かりやすい。70-300VR等はデジタル一眼レフとさほど変わらないように見える。


1000mm以上の超望遠が手軽とは言えないまでも、普通に投稿されているのに驚きです。V1+FT1+1.4倍テレコン+AF-S 300mm F4あたりの組合せが面白そう。35mm換算だと1134mmになる計算です。AFの精度やファインダーの見づらさが制限となるが、被写界深度も深めなので、鳥撮影メインの人には面白そうな組合せだと思う。作例を見るかぎり、少し甘くて色収差も目立つ様に見えますが、十分実用的なレベルかもしれない。


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