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  • RawTherapee4 RAW画像だけを表示させる方法
  • iPhone4のISOノイズを除去してザラザラ感を無くしてみた
  • RawTherapee 3 直線選択による角度修正
  • RawTherapee 4.0.5.2が公開されていたので早速インストールしてみた
  • RawTherapee 3 輝度ノイズ・カラーノイズ除去

RawTherapee4 RAW画像だけを表示させる方法

2012年01月21日 | Raw Therapee | コメント(1)
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RawTherapeeの表示画面でRAW画像のみを表示させる方法です。
当たり前の機能ですが、今更使えることに気づいたので書いておきます。
これで編集作業が少しだけ楽になるはず。

RAWだけ表示orJPGだけ表示

2012y01m21d_223424843

まずは通常の画面。フィルタリングされていないので全て表示されている。



2012y01m21d_223442000

上部メニューの「検索」に「NEF」と打ち込むとRAWだけ表示される。
カメラメーカーによって、RAWの拡張子が違うので注意。
ニコンではRAWファイルの拡張子はNEFとなる。
ソフト上では大文字小文字は関係無いので、NEFでもnefでも変わらない。



2012y01m21d_223450812

同様に「検索」に「jpg」と打ち込むとJPEG画像のみ表示される。
左のボタンでは「編集済みのみ表示」「編集前のみ表示」等もある。 

操作感だけならばRawTherapeeは良い感じなんですがねえ。
ノイズ処理向上とレンズプロファイルに適用してくれたら5000円くらい出したいです。
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iPhone4のISOノイズを除去してザラザラ感を無くしてみた

2011年12月01日 | iPhone4Raw Therapee | コメント(1)
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私は一眼ユーザーだがコンデジもたまに使います。

今まではF70EXRというコンデジを母へのプレゼントに買って、たまに私も使わせてもらっていました。しかし、iPhone4に機種変してからはカメラアプリで撮ることも増えました。スマートフォンならば普段持ち歩いてますし、遊びに行ったついでに何枚か撮るといった感じ。

iphone4で撮った写真

この記事で使われている写真はiPhone4の標準搭載カメラで撮影されています。アプリによる補正は無しで、リサイズせずにそのまま表示していますのでファイルサイズも大きいです。

iphone4 024
iphone4 / F2.8 / 3.8mm / 1/3200秒 / ISO80
極小センサーのためISO80でも大いに輝度ノイズが出る。
時速80kmの車内からの撮影ですが高速シャッターに自動的になったので、あまりブレていない。

iphone4 019
iphone4 / F2.8 / 3.8mm / 1/2600秒 / ISO80
光量が十分な場所だと低ISOに設定されてましな写りとなるが、オートISOのため暗い場所では信じられないくらいノイズが出る。上の2枚はISO80と低めだがISO200程度からは酷いものとなる。一眼に慣れた身としては辛い。

RawTherapeeでノイズ除去

インストール解説 / 輝度ノイズ解説
編集とソフトのインストール方法については上の記事を参照。
RawTherapeeはフリーのRAW現像&レタッチソフトです。

少しノイズが出ている画像をRawTherapeeで補正しました。
この場合出ているのは輝度ノイズとなるため、ISOに合わせてパラメーターを50~75程度で修正。ディティールが失われているかもしれませんが、目に余る大きなノイズは減っています。

左側が元画像で右側がノイズ除去された写真です。
写真をクリックするとオリジナルサイズになります。

iphone4 010 J-iphone4 010
iphone4 / F2.8 / 3.8mm / 1/720秒 / ISO80
右側の画像は輝度ノイズ除去50

空や水面のノイズなどが大幅に除去されて綺麗になった。光量がある野外撮影だとISOが低く設定されるため、元のノイズも少なく修正も用意であった。
この画像自体はiPhoneの機能であるHDR(ハイダイナミックレンジ)で撮影されています。露出の違う3枚の写真を組み合わせることで、白飛びや黒つぶれの少ない特徴的な写真が出来ます。

iphone4 028 J-iphone4 028
iphone4 / F2.8 / 3.8mm(デジタルズーム1.9倍) / 1/15秒 / ISO160
右側の画像は輝度ノイズ除去75

背景やマカロンにある嫌なざらつきは減りましたが、スポンジのディテールが塗りつぶされたような感じになりました。ISO160クラスともなると中々厳しい。

iphone4 011 J-iphone4 011
iphone4 / F2.8 / 3.8mm / 1/15秒 / ISO200
右側の画像は輝度ノイズ除去75。

毛並みのざらつきが少々抑えられました。ISO200ともなるとパソコン鑑賞ではやや厳しく見える。iPhone4のモニタで見る分には綺麗ですが。 

レタッチソフトについて

ISO感度をオートではなくカメラ内で制御できるアプリがあったら教えて欲しいくらいです。調べたけど中々見つからなかった。極小センサー+高画素という組合せはノイズがとても出やすいので、出来れば露出関連をアプリで細かく設定したいものです。有

今回使ったRawTherapeeですがフリーかつ使いやすい操作感が気に入ってるため、一眼で撮った写真をよく編集するのに使っています。頻繁にバージョンアップされていて中々期待しているのですが、本格的にやるならばPhotoshopや各メーカーの純正ソフトを使うのが懸命かも。

iPhoneの室内撮影で手ぶれさせない方法

iPhoneを安定した場所に置いて撮る!

手ぶれを防ぐためには手で持たなければ良いのです。
アングルは選びにくくなりますが、三脚を使ってるのと同じ効果が得られます。
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RawTherapee 3 直線選択による角度修正

2011年11月24日 | Raw Therapee | コメント(0)
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RawTherapeeの解説記事です。
撮影時に水平に撮れなかった写真を、後処理で水平に見えるように加工する方法です。風景写真などの広角撮影では水平に見えない写真は違和感があるので、出来れば直したい所であります。

操作方法

直線選択を実行するには3通りの方法があります。
実行内容はいずれでも違いはありませんのでお好みで。

①ショットカットキー「S」

②上部メニューのアイコン選択
2011y11m24d_135427140

③変形→レンズ/形状→直線選択
2011y11m24d_135502250
ここでは数値を入力して回転させる事も可能。
新しいバージョンでは「変形→レンズ/ジオメトリ→回転」に移動しています。

実際の編集方法

20111113_105020-1
この画像を水平に加工していきます。

まずは水平の基準となる線を決めます。
この画像の場合基準となる線が数多くありますが、今回は寺院の看板を基準線としました。風景撮影では地平線を基準にしたり、建物を基準にすると簡単に補正できます。

2011y11m24d_140219937
拡大表示→水平の基準となる2点をクリック

これだけで「角度修正→余白が出ないようにトリミング」の一連の作業を自動的にしてくれます。今回の歪みは「1.8deg」となりました。degとはdegreeの略称で、日本語で言うところの度になります。

20111113_105020

これで水平になりましたが一部がトリミングされて画角が狭くなりました。
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RawTherapee 4.0.5.2が公開されていたので早速インストールしてみた

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普段から愛用しているフリーのRAW現像ソフトである「RawTherapee」ですが、先日新バージョンが追加されていたので早速使って見ました。ダウンロード先は(↓)で、自分のPC環境にあったものを使うみたいです。ちなみに私はWinXP 32-bitバージョン。

RawTherapee Downloads

何はともあれ日本語化

起動後はまず右上の設定ボタンから日本語化したほう使いやすい。

163724d4

クリックで拡大。こんな感じに全ての項目が日本語化される。

日本語のマニュアルも用意されています。(RawTherapeeマニュアル
このブログでも基本操作程度ならば解説記事があるので、そちらもどうぞ。

現像してみた

まずは標準設定でRAW現像。

d-20111113_113512
Nikon D90 / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di(二条城の菊花展)
前バージョンより動作の重さが増している気がする。
私の使っているパソコンのスペックが低いのが主原因ですが。

d-20111113_113858
Nikon D90 / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di
これも初期設定で現像。二条城の城門の装飾です。

J-20111113_113858
 Nikon D90 / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di
 建造当時の煌びやかさをイメージしてゴテゴテに現像。

新機能も幾つか有るみたいなので、まだまだ弄る余地はありそうです。
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RawTherapee 3 輝度ノイズ・カラーノイズ除去

2011年08月19日 | Raw Therapee | コメント(0)
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高いISO感度や暗所で撮影すると画像にノイズが生じることがあり、
これを色(カラー)ノイズ・輝度(コントラスト)ノイズと呼びます
それぞれの違いを端的に説明するとすれば、
色ノイズ=不自然な赤や青の点
輝度ノイズ=黒いつぶつぶのザラザラ感となります。

ノイズ除去

ディテールタブの「ノイズ除去」が該当項目です

2011y08m19d_230425593
有効にチェックマークを付けることで処理が適用されます。
それぞれのスライダは右に動かすと効力が大きくなります。

輝度:輝度ノイズの軽減
色度:色ノイズの軽減
ガンマ:ディスプレイなどの出力機器の癖によって変質する情報を調整する項目で、
ややこしい上にPCの環境によっては弄る必要がないため放置推奨

ノイズ画像の準備

検証用画像としてNikon D90で撮影したものを準備しました。
高感度ノイズ低減機能をOFFにして暗い部屋で三脚を使用して撮影したものです。

ISO1600
20110819_222842

ISO3200
20110819_222846

ISO6400
20110819_222848
ISO感度が上がるにつれて各種ノイズも顕著に出ています。
驚きの鮫肌画質。

実際にノイズ除去

それでは数値を設定してノイズ除去をしていきます。
今回は特にひどい出来のISO6400の画像を補正していきます。
ガンマ値についてはデフォルト設定固定。

輝度10・色度10
20110819_222848-1


輝度50・色度50
20110819_222848-2


輝度100・色度100
20110819_222848-3


元画像と比較(クリックで拡大)
20110819_222848あ
数値を大きくすることによってノイズ除去効果は大きくなっていますが、
色味が落ちたりシャープさが落ちたりなどの効果も出ています。
画像のノイズの量と相談して編集すると良い結果が得られるでしょう。


関係ない話
輝度ノイズって「きどのいず」って読むのですが、数年間ずーと「こうどのいず」だと思っていました。
そりゃあ変換しようとしても出ないわけですよ。
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