ここに書いてある事を鵜呑みにせず、信頼できる医師にも相談するのも重要。私の手術はあくまで一例ですので、参考程度で留めておいて下さい。あと気持ちの悪い表現もあるので、気分を害される可能性もあります。
鼻中隔の曲がりはやっかい
鼻中隔とは鼻の左右を仕切っている部位です。よく鼻ピアスとか通す場所。私は通していません。
鼻中隔が完全に真っ直ぐという人は殆どいなくて、90%位の人が曲がっていると病院で聞きました。自分の場合は特に重症だったらしく、2011年の6月位から違和感を覚え始めていました。 成長にともなって骨が曲がっていったらしく、レントゲンを撮ったら完全にくの字に折れ曲がっていました。
左鼻が極端に狭くなり右鼻しか開いてないようになり、さらに鼻呼吸を右鼻のみに頼るうちに粘膜が腫れ上がってしまいました。こうなると寝る前などに粘膜が垂れ下がってきて、口呼吸のみで過ごす必要があるわけです。人によってはこの症状は発生しないかもしれません。
半年位は耐えていたのだが、さすがに精神的に参ってきたので手術に踏み切る。紹介状を書いてもらって大きな病院で一週間入院することになりました。
入院費用と手術方法
入院中の治療費は10万3千円(3割負担額)所得によって請求額の上限額が変わってきます。自分は「15万を超えたら超えた分は払わなくて良い」という感じ。所得によって上限は8万もしくは3万5千程になります。通院や入院前の受診を合算すると、鼻中隔湾曲症の治療には12万円ほど使っているはずです。健康を金で買ったと考えれば安いかも知れませんが、やはり痛い出費となった。
手術名は「鼻中隔湾曲矯正術、粘膜下下甲介骨切除術」
曲がっている軟骨だけを抜き取り、下甲介を支える骨を切除するという内容。局所麻酔なので意識はある状態での手術となる。極僅かな可能性として、鼻の骨が低くなったりアレルギーが手術後に発生する恐れがあるらしいです。
入院の7日間および手術内容
1日目は入院の手続きだけ。4人部屋なので挨拶を済まして、ベッド周りを自分好みにカスタマイズ。この頃は少しは緊張していたが、心に余裕(油断)があった気がする。風呂に入ったり、病院食の魚の煮付けに舌鼓を打ったりしていた。病院食って案外美味しいのに驚いた。まずい時はビックリするくらいまずいですが。2日目は親に同伴してもらい手術の詳しい説明を聞く。説明が終わってからは手術の準備となる。午後からは尻に三本ほど局所麻酔を打ってもらうが、意識はハッキリとしていた。その後はベッドごと手術室まで移動。鼻に麻酔やらを打たれて、何やら弄られる。
ここで最大の誤算が発生。麻酔の効きが弱すぎて、手術が死ぬほど痛いのである。骨と肉を無理やり毟り取られる痛みがダイレクトに伝わり、筆舌に尽くしがたい苦痛に襲われる。ベッドの端を握りしめていたら、助手の人が手を握ってくれた。「麻酔を増やしてくれ」と言えば良かっただけだが、自分は「手術中は一切喋ってはいけないのではないか」と勘違いしていたため、終わりまで痛みに耐える。手術自体は30分ほどで終わった。切り開いて、骨を抜き取って、よく分からない機械(ドリル?)で骨を削ってお終い。
手術後はあまりの痛みで、生まれて初めて過呼吸になった。看護婦さんが「意識はっきりしていて凄いですねー」とか言ってたが、あんだけ痛ければ意識は覚醒するものである。まあ全面的に自分が意思を伝えていなかったせいなので、あまり文句は言えずに病室まで直帰する。
術後は鼻血が当然出てくるわけですが、これは喉を伝って口から出していました。仰向けなので鼻からはあまり出ないそうです。手術日は絶食なので血はティッシュに吐き出して、余りにしんどい時は看護婦さんに手伝ってもらってうがいをする。血の気持ち悪さで眠れずにこの日は徹夜で血を吐いていた。サラサラっとした血なのだが、垂れこみのせいで喉や胃が荒れて大変気持ち悪かった。
3-4日目は絶対安静でベットの上でひたすら寝ていた。抗生物質や痛み止めの点滴を打ってもらい、食事も粥だが出してもらえた。血の味のする粥は不味いです。だけど血の量自体は減ってきていたので、少し楽だった。4日目の夕方くらいからは普通の食事を貰っていた気がします。両鼻が詰まっているので飲み込む度に耳が痛くなる。ティッシュで口を拭きすぎたため、唇が変色するくらい荒れていたのでワセリンを処方してもらう。塗っていたら一日ちょっとで治った。
5日目でもう一つの山場が発生する。鼻に詰めていた大量のガーゼを抜き取るのだが、これがまた痛い。カサブタや傷口がある鼻の中から、ピンセットでガーゼを引っこ抜くのです。人によっては気絶するらしいのでが、何とか声も出さずに耐える。手術の痛みよりはマシだったが、抜き取ってしばらくは痛みで足が震えていた。血もまた出てくるのだが水分摂取やらも自由なのでそこまで辛くない。
この日は夕方から鼻洗浄が始まる。高いところから生理食塩水が入った容器を吊るして、チューブ内を通して水圧で鼻洗浄をするものです。最初は慣れないせいでおもいっきり生理食塩水を飲んでいた。妙に腹に残るので気持ち悪かった。鼻洗浄自体は慣れてくると気持ち良いくらいです。コツとしては前のめりでするだけで、下手に頭を水平に保つと口や喉に入って苦しくなりました。鼻洗浄は1日2回することになっており、退院後も定期的にやっています。
6-7日目は特に何もなし。ほとんど健康体なので、ゲームをしたり読書をしたりしてひたすら時間を過ごす。横のベットのお爺さんが深夜に(故意に)唸り声や咳を出す人なので眠れなかった。看護婦さんに頼んで睡眠薬を出してもらう。問題はそれくらいで、経過も順調なので7日目に退院させてもらった。暫くは自宅安静してくださいとのこと。
退院1日目は家で風呂に入ったり、刺激物を食べたりパソコンでネットサーフィンをしていました。しかしこれが大きな間違いとなる。18時くらいから再出血してしまい、尋常じゃない量の鼻血を口と鼻からだして苦しむハメになる。さらに悪いことに血が粘着質なので、口や鼻が血で詰まるのです。仰向けでいるとすごく気持ち悪くなり、咳をしたり口の奥まで手を突っ込んだりして血の塊を引きずりだす。この作業を24時間ほどぶっ通しで続けることとなる。治療法は傷口が治るまでひたすら待つだけで、あとは氷で鼻を冷やすくらいでした。このまま眠るように息を引き取りたいと切実に思うようになる。
※鼻を冷やす際には、鼻の付け根を強めに冷やすと効果が大きかった。鼻血が止まらない場合は外来で診察を受けることをお勧めします。術後の出血は中々止まらずに難儀しました。
退院2-3日目は症状も落ち着き安静にしています。この記事を書いているのが退院3日目なのですが、体調も気分もよくて血が出ることも殆どなくなった。手術を受けて本当に良かったと感じるようになる。
加筆分(2012/03/06)
今この文章を書いている段階では、術後から1ヶ月程度が経っています。左鼻がまだ完全ではないので、鼻呼吸は完璧では無いですが、手術前よりかなり改善されています。主治医の先生が言うには、粘膜の完治までは術後3ヶ月を見込んだほうが良いそうです。くしゃみ対策の飲み薬と点鼻薬と鼻洗浄、それと2週間に一度ほどの通院がある以外は普通に過ごしています。通院も後一回受けて異常がなければ来なくて良いとのこと。ほぼ完治らしいので気楽に過ごしています。
加筆分(2013/11/22)
この記事のアクセス数が多いのでちょっと加筆しておきます。
一応、カメラデータベースブログなのですが、この記事が一番人気みたいです。
術後から一年ほどで症状が再発しております。(理由は不明)
術前よりは軽い症状なので寝るときに少し気になるくらいです。
たまに辛い日があるので、そんな時は鼻孔拡張のテープ使ってます。
下のやつをよく使ってます。(粘着力はそこまでだが安いので)
多分ですが、ほとんどの人は再発しないのでは無いかなと思います。
私は生来、運が悪いタチなので、再発したのかもです。
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痛そうでおいおいマジかよぉと声が漏れてしまいました